理事長就任のご挨拶
今般、CSV開発機構理事長に就任した水上です。
トランプ政権の誕生などもあり、直近では企業の社会・環境問題への取組みには逆風が吹いています。しかし企業が能動的に取り組むことなしには、世界の社会・環境問題を解決することは不可能です。中長期的に企業経営と社会・環境問題の解決が統合される方向に向かっていくのは間違いありません。現在のように短期的な逆風が吹いているときこそ、本物のサステナビリティ経営、本物のCSV経営が求められます。
サステナビリティ経営は、自社の事業・バリューチェーンが社会・環境にどう影響を及ぼすか、その影響がどう財務に影響するかを理解し、戦略的に対応していくものです。CSV経営は、サステナビリティ経営の中でも「自社の強みを活かして社会・環境問題を能動的に解決し、それを企業価値と両立してスケールしていく」ことを重視します。
CSVと考えられる取り組みを実践する企業は増えていると感じますが、日本企業のほとんどがまだそのポテンシャルを発揮しきれていません。CSVの基本的なフレームワークを理解し、自社の強みやビジネスモデルに当てはめて広く実践していく。世界のためにも、日本のためにも、地方創生のためにも、それが求められています。
CSV開発機構は、強い意志と専門性を持って、日本企業のCSV経営実践を支援していきます。