矢祭での地域活性化の取組の一つとして、普段から多世代の方々との情報を共有しています。
そのなかで特に地域の30~40代のママたちから多かったコメントが以下でした。
「もっとママたちが気兼ねなく語り合う場が欲しい!」
「ママと子供だけではなく、血縁や世代を超えた緩やかに集まる場がほしい」
ヒアリングがきっかけにママたちと交流を深めるなか、「ないならば、自分たちで作っちゃおう!」とママたちがタッグを組み、矢祭の中心部にある水郡線東舘駅の駅舎前空間を活用し、矢祭初の『ひがしだてマルシェ』を開催しました!


当日は台風の余波で雨が心配でしたが、開幕と同時に多くの方がご来場。
受付を済ませると、だだだーっと参加したいブースに駆け寄る子供たち、
どれにしようかな~と品物をについてあれこれ話し合う親子、
お店の方にあれこれと質問するお母さん、
子供が工作をしている束の間だけど、ゆっくりとおしゃべりする若いママたち、
飲み物を片手に座り込んでずっと動かず、笑い合う女子中学生。

矢祭にありそうでなかった『みんなをつなぐ緩やかな空間』を、
矢祭のママたちが「楽しく」実現してくれました。
ママたち自身も「楽しかった」「勉強になった!」と、既に思いは次の目標に向かっています!
地域活性化につながる取組を試行するなか、今回の矢祭発のマルシェは
延300人の町民の方々にご来場いただき、新たな矢祭の可能性を感じました。

地域のネットワーク、コミュニティを育む方法はたくさんありますが、これからも地域の人たちが、地域に「ないモノ」をかたちにする取組をお手伝いし、一過性ではなく継続できるかたちに仕立てる取組をサポートしたいと思います。